2014/05/10

キッチンリフォーム(7)北沢産業のステンレス天板

結局、天板は辰建さんとお付き合いのあった北沢産業へお願いすることになりました。

打ち合わせのためにいざ渋谷のショールームへ!
1階はオシャレな輸入キッチンで、(たしか)2階、3階にステンレスのキッチンがあったと思います。厨房機器メーカーだけあってハイカロリーガスコンロとか大きいオーブンとかが並んでいて、中華鍋対応のIHクッカーなどというものもありました。初めて見るもので半円形のくぼみがあり、そこに中華鍋をおいて調理するようです。
キッチンスタジオもあって、そこでは実際に料理を作っているので、何年か使ったステンレス天板も見ることができました。仕上がりをヘアラインにするかバイブレーションにするか迷っていたこともあり、この新品でないステンレス天板はとても参考になりました。
キッチンショールームにありがちな「魅せる」キッチンでなく「作る」キッチンで、なおかつ「美しい」。機能美というのでしょう。私は料理が好きなので、とても説得力があるショールームでした。

天板のサイズは決まっているので、この日はシンクの形状やシンクの角のRなどを決めるだけでしたが、角のRも「これが10」「こっちは20」、「これがバイブレーション、あっちがヘアライン」と実物がそこにあるので、もう本当に助かりました。
迷っていたのがシンクにデッキを付けるか付けないか。デッキとは水栓周りの段のことで、これがあるとカウンターの方へ水が廻りません。あと水返しをどうするかでもひじょーに悩んでいました。水返しは水が床に流れ落ちないようにする天板の手前側にある立ち上がりです。元のキッチンには水返しが付いていました。
キッチンは作業場なので使いやすくしたいけど、デザインも重要。見た目をとるか使い勝手をとるか。うーん。悩んでいたら、「せっかくだから、シンプルにしたらどうですか?」とのお返事。その答えを聞いたその瞬間、私の迷いはあっさり消え、デッキも水返しもない真っ平らな天板に決めました。

これが天板の図面

ちなみにこちらがデッキ付

水切りプレートも作りました。
天板の厚さは通常1.2ミリのところタニコーが1.5ミリだったので1.5ミリにしてもらいました。ちなみに松岡製作所も1.2ミリだそうです。自分の好きなように好きなものを作れ、感動快感です。
バイブレーションかヘアラインかは、見積もりを出して貰ったら金額はさほど変わらなかったのでバイブレーションにしました。

天板の仕様を決めたのは2013年1月終わり。大きな買い物なのでなかなか決められずウダウダしていたら、1月29日にFさんから「今日発注しないと納期に間に合いません〜」というメールが来ました。
この時点で、天板製作に約一ヶ月、工事は3月上旬の予定でした。

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