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2016/03/25

スーパー歌舞伎II ワンピース 大阪松竹座


大阪です。
私たちの周りでワンピースの評判がすごく良く、普段は歌舞伎には無関心なSも興味をもったようで、東京で絶対に再演するからその時に観に行こうと話していたら、たまたま日曜日に神戸に用事ができ、それならば大阪でワンピースを観ちゃえ!となったわけです。

スーパー歌舞伎II ワンピース 大阪松竹座


大阪まで来てしまいました。
私たちの周りでワンピースの評判がすごく良く、普段は歌舞伎には無関心なSも興味をもったようで、東京で絶対に再演するからその時に観に行こうと話していたら、たまたま日曜日に神戸に用事ができ、それならば大阪でワンピースを観ちゃえ!となったわけです。

2015/11/24

スーパー歌舞伎II ワンピース 再び

というわけでワンピース2回目。
前回遅刻して最初の20分くらいを見逃したのと、二幕が終わってからボンちゃんが巳之助だと知り、ボンちゃんを見逃したような気がして悔しくて、前回観たその日の夜中にチケットを買いました。

1階席と二等席三階席はほぼ完売でしたが、その他の一等席は結構残っていて、2階最前列の花道真上あたりを買えました。ワンピース歌舞伎はそれほど期待していなかったので前回は二等B席。今回は数席しか離れていないのに花道も見える2階正面で、一等席にして正解でした。というのも花道を結構使っていることがこの日見てよくわかったから。
日を追うごとに人気が上がりだんだんと完売になっていったようですが、その頃は席を選ばなければチケットはまだまだ残っていました。

ゾロの巳之助がめっちゃ格好良くて、それだけでも大満足。
2幕のボンちゃん登場シーンは、待ってました!って気分でした。
前回より声が少し枯れていて、この後大阪博多と続くのでちょっと心配です。

楽前のご褒美で、男女蔵が本水のシーンでスパンコールの貝殻ブラに赤いパンツ、股間に何やら飾りを付けて登場しました。後からTwitter見たら、家の芸、とか書かれていました。
男女蔵はあまり得意な役者さんではなかったのですが一気に好きになりました。

そして白ひげの衣装は碇知盛の衣装だそうです!つる役の門之助さんのブログに書いてありました。
http://ameblo.jp/takinoya08/entry-12086267163.html

やっぱり。ぴったりだもんね。


私の周りの歌舞伎好きは皆ワンピースを褒め称えていますが、原作ファンの人々はどうなんだろう。感想を聞いてみたいものです。

2015/11/02

スーパー歌舞伎II ワンピース


仕事で20分ほど遅れて演舞場に到着。
全く何も期待していなかったのに、なに、これ面白い。
遅れたことを後悔しつつ、そんなこと考える暇もなく舞台に夢中になっていました。

全然歌舞伎じゃないしスーパー歌舞伎とも違うんだけど時々歌舞伎風味で、歌舞伎好きの心をくすぐります。
原作は全く知りませんでしたが、冒険と友情がテーマの荒唐無稽な活劇で、そこが歌舞伎と通じるのか、ゴムゴムの実とかホルホルの実とか出てきても違和感は全くありませんでした。
白浪五人男の名乗り風とか、政岡のパロディ?らしきイワンコフの「でかしゃった、でかしゃった」とか、ホントよく作ってあるなあと感心ばかりしていました。

白ひげだけがもろ歌舞伎で、というか碇知盛そのまんまで、最後はあのまま後ろに落ちるのかと思いながら観ていました。台詞も衣装も歌舞伎そのものなのに、それがまたワンピースの世界に見事にはまり、あの迫力と包容力は原作ファンも納得ではないかと勝手に思っています。白ひげを演じる右近が素晴らしかったです。緊張感のあるシーンをきっちりと締めていました。一人二役三役が当たり前の中、数少ない一人一役だったで余計に印象に残っているのかも。

それでもって一番良かったのは巳之助。
ボンちゃん役が巳之助だと知ったのは二幕終了後の写真売り場でした。外部の役者さんだと思っていたからびっくり。あのぶっ飛んだ演技は今の歌舞伎役者だと巳之助にしかできないだろうなあと納得。久しぶりに写真を買いました。

隼人も漫画からそのまんま出てきたかのようなイケメンで、惚れ惚れする、という言葉がぴったりでした。ボンちゃんには惚れ惚れしないですから……。
あとニコ・ロビンの方の笑也がまんま女で、ある意味春猿をも超える「女」って感じで、気になって仕方ありませんでした。

理屈なしで面白く、幸せな気分で演舞場を後にしました。

2015/08/27

八月納涼歌舞伎 第三部

芋掘長者

2005年勘三郎襲名公演で三津五郎が45年ぶりに復活させた作品とかで、観た記憶はあるのですが三津五郎しか覚えていません。調べたら相手役の治六郎は橋之助、緑御前は亀治郎(現猿之助)でした。えーーー、観たかった〜観たんだけど。ブログを書くと記録だけでなく自分の記憶にも残るので、これからは歌舞伎に限らず観たり聴いたりしたものはブログに残そうと強く思ったのでした。

その時の橋之助のコメント「芋掘長者で困るのは僕の治六郎の方が踊りがうまいという設定です」。確かに。

今回は芋掘藤五郎が橋之助、治六郎が巳之助です。なんか今月はそんなのばっかだな……。
踊りの名手の三津五郎が見よう見まねで踊るのが面白かったので(それだけは覚えている)、橋之助はそういう踊りではありませんでした。巳之助も踊りが上手いようには見えなかったし。それはそれとして、とても楽しい舞台でした。
緑御前は七之助。七之助がやる美しく浮き世離れしたお姫様は大好きです。腰元の新悟も可愛かったです。
橋之助と巳之助の組み合わせも新鮮で、他に国生、鶴松と納涼ならではの若々しい舞台でした。私は年配者が娘役とかやるのは苦手なので、とても楽しめました。

演目自体も面白いし、なぜ45年もの長きに亘り上演されなかったのか不思議です。勧進帳とか河内山を減らしていいから、こういうのをもっとやってください、松竹さん。

祇園恋づくし

江戸の指物師留五郎(勘九郎)が京都三条の茶道具屋大津屋に滞在中に起こる喜劇。大津屋主人次郎八と女房お次は扇雀二役です。
元となる歌舞伎作品はあるものの木幡欣也が新たに書き下ろした1997年南座が初演とか。その時の主人公が鴈治郎(現坂田藤十郎)と勘三郎で、今回息子と孫がそれぞれを演じていました。おつぎの妹おその役の虎之介が病気で休演のため、おそのは鶴松でしたが、虎之介だと実の親子が姉妹を演じることになるわけで、それだと感情移入しにくい私には鶴丸の方が楽しめました。
なんて、こんなことを言っていたら歌舞伎なんて観られなくなっちゃうんだけど。

舞台が京都なので当然ですがノリが関西で、コテコテのベタな笑いが可笑しくて、最初から最後まで笑っていました。
中でも巳之助扮する手代文吉が最高。
留五郎はおそのに一目惚れ、そのおそのから親に内緒で自分を江戸に連れて行って欲しいと懇願され、二人で駆け落ちかと早合点するも、おそのにはちゃんと思い人がいて、それが文吉です。
親の決めた結婚から逃れるために、愛する文吉と江戸へ、ということなのですが──

文吉、なよなよしすぎ、キモ可愛すぎ。文吉が喋るとその場がどよーんと冗長になり、「変」が舞台を支配して、そのたびに可笑しくて吹いていました。

そのキモいぶっ飛んだ演技を見て、三津五郎の息子だ!と思いました。
というのも。三津五郎は何を演じても絵になる人でしたが、私は「大江戸りびんぐでっど」のお侍とか、納涼歌舞伎の「舌切雀」の小人みたいな、いっちゃってる感ありあり、ふりきり感ありありの役も大好きだったんです。
あんなに癖のある演技、というより癖になる演技は二度と見られないのかと思っていたら、いました、巳之助!
巳之助ってリズム感はすごく良いのに役になりきれないというのか、時々素が見えてしまうことがあり、イマイチ安心して見ていられない役者さんだったのですが、今回の文吉は違いました。これからが楽しみ〜。

扇雀の二役はどちらもはまっていました。扇雀はこういうちょっとヒステリックな女房とか腹に一物ある役、いいですね。

八月はどれも面白かったけど、三部が一番楽しかったです。
来年の納涼も楽しみです!

2015/08/19

八月納涼歌舞伎 第二部

ひらかな盛衰記 逆櫓

初めて観る演目で、当日ちらしだけを頼りに見ていたせいか、よくわかりませんでした。私は予習は一切しないので(敢えてしないわけではなく面倒なのと、まだ観ぬお芝居に興味がないから)初めての時代物は、特に歌舞伎座の場合は見取り狂言が多いので、ハードルかなり高めです。
通しで観ると、えーこういうことだったんだーと思うことが多々あります。歌舞伎座でも、もっと通し上演をやって欲しいです。ただし忠臣蔵を除く。
橋之助ファンなので、橋之助が見られただけで嬉しいです。ただ少々力みすぎ?なんか最近迷走中の気がします。
というわけであまり感想のない逆櫓でした。

京人形

左甚五郎(勘九郎)が郭で見た太夫を忘れられず、そっくりの人形を彫ったら魂が宿り──という話。お人形さんのような七之助が人形役です。七之助は魂のこもっていない役をやらせたら絶品の気がします。(褒め言葉です)
人形は、最初は甚五郎の魂がこもっているという設定で動きが男で、困った甚五郎が太夫の落とした鏡を人形の懐に入れると、人形は女の動きをします。
七之助は人間とも人形振りとも違う不思議な動きで男女を自然に演じ分け、お見事でした。美しく着飾った花魁が男の動きをすると、本当に違和感ありました。

女房おとく(新悟)が甚五郎に請われ仲居さんをやるんです。女房なのに、勘九郎と七之助の中に入ると本当に仲居さんのように見えました(ごめんなさい)。

後半は突然、甚五郎が家に匿っていた娘が実はどこぞの大切な姫で、という展開になり追っ手が現れ立ち回りが始まります。
それも5分くらいバタバタして幕となるので、後半はいらないんじゃあないかと思いました。なぜ人形だけのファンタジーにしなかったんだろう。

2015/08/11

八月納涼歌舞伎 第一部

おちくぼ物語

初めて観る演目です。見目麗しく心も美しい先妻の姫が継母とその娘たちに虐められ、最後は幸せになるというシンデレラのようなお話。平安時代の「落窪物語」を題材にしたとかで、題名は聞いたことありましたがストーリーは初めて知りました。いつの時代でもどこの国の好む話は同じなのねと、なんか妙に納得。

美しく健気で浮き世離れしたおちくぼの君を七之助、おちくぼと結ばれる都で評判の貴公子左近少将を隼人が演じました。
おちくぼは七之助のイメージそのもののだし隼人はイケメンだし、美男美女のカップルは物語世界そのものでしたが、姉さん女房感は否めませんでした。
巳之助と新悟の夫婦が新鮮で良い感じでした。二人とも若いのに上手いですねー。
巳之助が故三津五郎に似てきて驚きました。友人Rちゃんも同じ事を言っていたので気のせいではないでしょう。
写真でしか知りませんが、巳之助の祖父(9代目)と父親(10代目)は笑っちゃうくらい同じ顔しているのに、巳之助は顔の傾向が違うんだなあと思っていたのですが、ふとした時に見せる仕草や表情が三津五郎に似ていてドキッとしました。嬉しくも切ない、切なくも嬉しい、どっちなんだろ。

棒しばり

勘三郎が亡くなった後に三津五郎と勘九郎が演じ、今度は勘九郎と巳之助だなんて、ちょっと早すぎ……。
高坏もそうでしたが、勘三郎って凄かったんだとつくづく感じる一幕でした。勘三郎は歌舞伎とか舞踊を超えて、最高級のエンターテイメントだったんだなあ、と。
別に比べるつもりはないんだけど、どうしても比べてしまいます。
とは言っても、とても楽しい舞台でした。今後が楽しみ。

2015/04/29

平成中村座【夜の部】

平成中村座、夜の部。昼の部はこちら。→ 
初夏のようなポカポカ陽気の浅草。





妹背山婦女庭訓 三笠山御殿

これ別に中村座でやらなくてもいいんじゃないかと思ってしまった。七之助のお三輪ちゃん、キレイだったし健気だったし、嫉妬して鬼の形相になって最期は天女のように息絶えて、お芝居は見応えはありましたが。
七緒八くんが故勘三郎に似ていて、切なくなりました。



高坏

ものすごく期待していったので、まあこんなものか、という感じ。勘九郎の踊りは素晴らしかったですがちょっとキレがなかったというか。国生は踊りが上手いなあと思いました。最後のほうでチラッと見せる鶴松のタップもキレッキレでした。何だかんだ言いながらもこういう若いお芝居、大好き。
今回勘九郎は昼も夜も大酒飲みの役でした。



幡随長兵衛

友人のRちゃんが「寺子屋」を嫌いと言っていて、たぶん私は同じ理由で「幡随院長兵衛」は嫌いな演目。あまりにも理不尽で悲しすぎる。ただ今回は場所が中村座で、この演目は劇中劇から始まるので、どんな風に会場を使うのか楽しみでした。

橋之助が上手側通路後方から登場!客席の中から聞こえる橋之助の声がかっこよくて、橋之助ファンの私はワナワナと挙動不審になっていました。

前半は楽しいんだけど、後半は長兵衛が殺されるためにお屋敷へ向かうわけでもうお葬式状態でなんですよね。何とも言えない悲しみが舞台を覆っているんだけど、七之助の女房お時の悲しみが薄かったような。なんだろう、淡々と悲しんでいた、とでもいうのか。
以前、吉右衛門(長兵衛)、玉三郎(女房お時)、菊五郎(水野十郎左衛門)で観たことがあって、その時の緊張感バリバリの玉三郎の姿が鮮明に残っているからかもしれない。
橋之助は貫禄もあって、錦絵のように凜々しく気っぷの良い長兵衛でした。でも貫禄控えめになってもいいからもう少し痩せて欲しいかも……。

役者さんが舞台の上で着替えるシーン、好きです。歌舞伎を観てる〜って感じがします。

国生の子分っぷりが、先月の髪結新三の時と比べて上がっていました。(笑)
新吾は女形より立役の方が似合う気がすると、今日の源頼光の姿を見て思いました。
獅童は合う役と合わない役が極端にあって、これはすごく良かったです。
勘九郎の出尻清兵衛はご祝儀ですね。段々こういう役は見られなくなってしまうんだろうなあ。夜の部の勘九郎はチャーミングでした。
そして彌十郎ファンの妹ですが、彌十郎を一瞬嫌いになろうと言っていました。(笑)

先月の国立劇場の髪結新三から続いて、久しぶりに橋之助を堪能させていただきました♥


2015/04/22

歌舞伎座【夜の部】四代目中村鴈治郎襲名披露

歌舞伎座夜の部いってきました。襲名の祝幕っていいですねー。



用事があったので『芝居前』から。

芝居前

終始にっこにこの仁左衛門と、仏頂面の吉右衛門。気になってこのお二人をずっと見てしまいました。
我當が体が全然動かなくて長男進之介に支えられて出ていたのが痛々しかったです。
両花だったので3階席でなく奮発してもっと良い席にするか、3階ならば東側にすれば良かったと後悔。

河庄

染五郎と壱太郎が浮いてました(笑)。二人だけ見ているとても良いのですが。
梅玉が、難しい立場をさらりとこなしていました。人柄と役が合っている感じで妙に説得力ありました。

翫雀で思い出すのが蜷川十二夜の安藤英竹(サー・アンドルー・エーギュチーク)。気のいい阿呆の役なので上手い人がやらないと見ていられないとのですが、演じきっていらっしゃいました。
鴈治郎になったらこういう役はもう見られないのかな。
ついでにいうと亀治郎の麻阿(マライヤ)も。

石橋

ビックリするほど三人の呼吸が合っていました。
元気もあって、中村屋の連獅子に次ぐ獅子たちでした。
でも壱太郎、ちょっと回しすぎ?

鴈治郎襲名なのにご本人の感想が少なくてすみません。好きな役者さんなので鴈治郎になってどう変わっていくのか楽しみです。


一人なので贅沢に招福楼のお弁当@伊勢丹。夕方に行くと売り切れのことも多いのですが運良く残っていました。
「お高い」と書きたくなるくらい高いので、たまーにしか食べられませんが、お弁当とは思えないくらい美味しいです。隣に東京吉兆があって、今日も前回も悩んだ末に招福楼。吉兆のお弁当も食べてみたいのですが。

2015/04/08

平成中村座【昼の部】


平成中村座へ行って参りました!
勘三郎を観た最後の舞台が前回の中村座で、思い出すと切ないです。

このところ橋之助は狂った殿様とか、なんだかあまり格好良くない役ばかりだったので、先月の国立劇場「髪結新三」に続き、中村座もすっごく楽しみにしていました。
用事があって角力場は観られず、勧進帳から。


勧進帳

橋之助の勧進帳は初めてです。勧進帳は正直いって食傷気味ですが、これは染五郎の勧進帳と同様、とてもとても観たかった演目の一つ。橋之助も勘九郎も、もの凄く迫力ありましたが、もうちょっと力が抜けてもいいような気がしました。
花道の横の席だったので、弁慶が振り回す棒が時々頭の上に迫ってきて、ぶつかるんじゃないかとドキドキしました。臨場感ありありの勧進帳でした。


魚屋宗五郎

勘九郎は初役とは思えないこなれ感がありました。キレイな七之助が見られないのは残念だけど、女房役もなかなかよかったです。獅童が、お酒が入ったら本当に短期を起こしそうで、そんなこと考えながら見ていたので殿様役よかったです。

あーでもだめだー。三津五郎の宗五郎を思い出してしまった。はあ。

舞台後ろが開くと思って1枚は桜の季節を買ったら、開くのは夜の部とのこと。残念。