ここは祇園だし、今度は敷居が高いに違いない……と思いながら店に入ったら、若いご主人がにこやかに迎えてくれました。そしてまたしてもご主人が想像以上に若いことに驚く。
「中善」もそうだったけれど、店を決める前も決めてからもwebで何度も評判を目にするうちに、頭の中でご主人がどんどん神格化されオッサン化していたようです。
何種類かある日本酒の中からSは「墨廼江 大吟醸 吟星四十」、私はオススメだという京都のお酒を注文してスタート。
・じゅんさいとオクラのジュレ
・タコと里芋の煮物 タコの卵添え
・アコウの洗い
・白みそのお椀
・鱧寿司
・アワビ、白芋茎、焼きナスの炊き合わせ
・赤ムツの蒸し物
・キスととうもろこしの天ぷら
・ウニ丼
・穴子のせ御飯
・デザート(トマトのシロップ漬け、ミントのジュレ)
一皿目から感動。感動。感動。とろけるような口当たり、というか印象がふわっとした料理。
続けて日本料理を食べて、店による出汁の違いというものに初めて気付いたというか感じたというか。その店を好きか嫌いかというのは、料理ではなく出汁の味だと思いました。
こちらの出汁は透明感があって優しい。料理が体の中にすーっと吸い込まれていくような柔らかさがあります。
その優しい透明感はデザートにも存在していて、最初から最後まで一体感のある料理でした。
今ならブラインドで塚本さんの料理をいただいても絶対にわかる……気がする。
店にいる間は至極真っ当な日本料理だと思って食べていましたが、例えば赤ムツの下におろし玉葱とマスタードが使われるなど面白い食材や組み合わせが結構あって、今こうして思い出すと斬新で革新的な日本料理の気がします。
最後に。ご主人がめちゃくちゃ面白い方でした。客を楽しませてくれます。
そして時折見える緊張感もまた良かったです。
料理に加えてこの辺のバランスも私の好みなのでしょう。ご馳走様でした。またお邪魔します!
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