天板をオーダーのステンレスにしたのは単にデザインの問題でしたが、予想外に使い勝手が良いキッチンに変身しました。
以前よりシンクが大きくなりました。
図面上の数字はパナソニック787mm×480mm、北沢産業800mm×450mmとほぼ同じですが、パナソニックは周囲に縁のようなものがあり実際にシンクとして使えるスペースははこの数値よりかなり小さくなるのに、北沢産業さんは図面の数字=シンクの大きさです。加えて角はR10とほぼ直角なので無駄なスペースがなく、更に水切りプレートを使うと使える面積が広がり、シンクの大きさが2倍くらいになったように感じます。
それなのに物を置くスペースが増えました。
以前は水栓の周りには何も置けませんでしたが、今は130mmの奥行きがあるので、割れたら困るワイングラスを置いたり、茹であがった野菜の鍋を置いたり、ほんのちょっとのスペースですがもの凄く便利になりました。
ガスコンロ周辺も同様で以前より広くなり、お鍋やおたまなどが置きやすくなりました。
(いずれ写真をアップします。すみません)
ステンレス天板の水返しなしにしましたが、これも全く問題ありません。
時々ぽたぽたと床に水がこぼれることがありますが、ホント時々です。誤って水を大量にこぼしてしまう時は、水返しがあろうとなかろうと関係ないし。キッチンの使い方にもよると思いますが、私は水返しなしで良かったです。
「せっかくだからシンプルスッキリにしましょう!」と迷いのあった私の背中を押してくださった北沢産業のFさんに感謝です!
熱い鍋やフライパンをそのまま置けること。
調理中にイチイチ鍋敷きを探さないで済むのでズボラな私には非常にありがたいです。
気をつけているのは金属製のものを長時間放置しないことと塩がこぼれたらすぐに拭き取ることくらいです。
ステンレス天板をオーダーして良かったと最も感じる瞬間の一つは魚をさばく時です。我が家は丸魚をよく買い、時には鱗や内臓の処理も家で行います。シンクはリフォーム前もステンレスでしたが、まずサイズが違う。天板に汚れが飛び散った時でも掃除が簡単で臭いや汚れが染みつく心配もないです。
とは言ってもリフォーム後に初めて魚をさばいた時にはかなり勇気がいりました。だってピカピカのシンクの中で鱗をゴシゴシガリガリしなければいけないわけです。え、やるの?汚したくないんだけど……と思いました。
でも何のために新築マンションのキッチンをリフォームしたのだ! リフォームをして、それで美味しいものを食べられなくなるなんて本末転倒! お金を出してくれたSにも申し訳ないし、などと自分を奮い立たせ(マジでこのくらい一生懸命に自分自身の背中を押しました)一度使ったらあとはもう便利に使うのみです。
そんなこともあり、また料理は(というより料理だけはと言っても過言ではないほど)よくするので、既に年期が入りつつあります。
2015/10/27
2015/10/24
ラ・マンチャの男/帝国劇場
幸四郎さんもお歳だし、元気なうちに観ておかない?とYちゃんに誘われ、初ラ・マンチャです。ドン・キホーテの話で主題歌が見果てぬ夢(聴いたことはない)ということ以外は知らず、いざ帝劇へ。
幕が上がり最初に思ったこと。幸四郎の滑舌が良い!
歌舞伎だともごもご籠ってしまって何言ってるのかよくわからないことが多いのに、ちゃんと聞こえるではありませんか。歌舞伎と現代劇では発声が違うのかしら。
などと考えていたら、Yちゃんが私の耳元で「声が聞こえる!」と囁くのでクスッとしてしまいました。同じことを考えていました。
twitterにラ・マンチャの感想で、歳なので滑舌が悪いのは仕方ないが、みたいなことを書いている人がいて、基準が違うとこうも感じ方が違うんだな、といかに自分が主観で生きているのか改めてわかりました。
ということで、ブログに記すことも私の大いなる主観です。
舞台は中世のスペイン。カトリックを冒涜した罪で宗教裁判にかけられるセルバンテスが牢に入れられます。牢の中で囚人たちから身ぐるみ剥がされそうになったセルバンテスは自分の書いた原稿を守るために囚人相手に即興劇をします。その劇が「ドン・キホーテ」。
つまり劇中劇が行われ、幸四郎がセルバンテス、キハーナ、ドン・キホーテの三役を巧みに演じ分けます。
このキハーナというのは「ドン・キホーテ」の主人公で、騎士物語の読みすぎで物語と現実の区別がつかなくなり、世を正すべく遍歴の騎士ドン・キホーテとして旅に出る人物です。
えっと。このラ・マンチャを観るまで、「ドン・キホーテ」の主人公はドン・キホーテだと思っていました。知らなかった……。
劇中、キハーナが物語と現実の区別がつかなくなるように、お芝居が進むにつれキハーナとドン・キホーテとセルバンテスの境界が曖昧になっていました。幸四郎は見事にきっちりと演じ分けています。それなのに三者が徐々に重なってきて、とでも言うのか、彼らが歩む人生が一体誰の人生なのか、よくわからなくなりました。深いと思いました。
物見遊山で観に行ったのに、脚本もしっかりしていて(単なる有名なミュージカルだと思っていた)、何より松本幸四郎は偉大だ!と強く強く思いました。
歌舞伎の時はそんなこと思わないのに……。
歌は上手いし、圧倒的な存在感はあるし、一流のエンターテイナーだと思いました。
幸四郎のラ・マンチャは人生で一度は観るべきミュージカルだと思いました。
全く期待していなかったのに、観て良かった〜。Yちゃんいつもありがとう!
物見遊山で観に行ったのに、脚本もしっかりしていて(単なる有名なミュージカルだと思っていた)、何より松本幸四郎は偉大だ!と強く強く思いました。
歌舞伎の時はそんなこと思わないのに……。
歌は上手いし、圧倒的な存在感はあるし、一流のエンターテイナーだと思いました。
幸四郎のラ・マンチャは人生で一度は観るべきミュージカルだと思いました。
全く期待していなかったのに、観て良かった〜。Yちゃんいつもありがとう!
2015/10/16
キッチンリフォーム(感想編1)食洗機ガゲナウの使用感
ガゲナウに決めた理由は以前こちら(★)にも書いた通り、ただ何となくです。
食洗機を使うのも初めてなので、国産との比較にもなりませんが、純粋にガゲナウを使っての感想を書きたいと思います。
乾燥は弱いです。
そもそも乾燥機能がなく余熱乾燥のみなので、直後は水滴がたくさんついています。そのまま放置し、食洗機の熱が下がったあたりで取り出すのが最も水が切れる気がします。とはいえ、これは最初から承知の上なので全く気になりません。
ミーレは扉のオートオープン機能があるようで、確かに熱い時に扉が少し開いていると乾きは早そうなので、外国製で乾きが気になる人はミーレが良いのかもしれません。
思ったより入らない。
我が家は二人で朝昼は軽食またはワンプレート、きちんと食事の支度をするのは夕食だけなので、基本的には食洗機を回すのは1日1回で、極端に食器の量が多くなければ、1日分の食器は洗えます。食洗機で洗えないワイングラスや和食器も多いので、中がガラガラの時もあります。
ただこれはガゲナウに限らずだと思いますが、お皿やグラスの形がマチマチなのでメーカーの写真で見るようにびっちり並びません。イッタラのTeemaなどはがしがし並べてしまいますが、繊細なプレートだとぶつかって欠けてしまうのが嫌で一列おきに並べるので、ますます入らなくなってしまいます。
もっと入るかと思ったら意外に入りませんでした。もっとも思ったよりも入らないというだけで、下段に26センチのフライパンを入れても中段に取り皿やグラスは入るので、幅60センチにすれば良かったとは思いません。食洗機が大きいとその分収納が減ってしまうので、仮に子供がいたとしても我が家にはこれがベストだったと思います。
汚れの落ち具合については、食器も鍋も全て予洗いをして油や汚れをざっと落としてから入れているので、どの程度パワーがあるのかわかりません。カレーのお皿をそのまま洗う勇気はありません……。そのためかフィルターの掃除をしてもゴミやぬめりは全くありません。
便利を一番実感したのはザルです。脂の入ったスープや魚の湯通しで使ったザルは、今までどんなに一生懸命手洗いしても油分や臭いが残っていたのに、食洗機にしてから完璧にキレイになりました。魚焼きのアミや五徳、換気扇なんかも洗えますし、バスケットを外すとかなり大きなお鍋も入るので、本当に便利です。
音が小さくてびっくりしました。
最初の頃は、これでちゃんと洗えてるの?というくらい音がしませんでした。さすが環境にうるさいドイツ製!今はその静音にも慣れ、音がわかるようになりましたが、とにかく静かです。
私が調べた限り、AEGも含めて幅45センチの外国製食洗機で決め手になるような大きな違いは見つけられませんでした。AEGはカトラリートレイがなくて2段なので、大きな違いはそのくらいでしょうか。
そういえばとあるショールームで、ミーレはバスケットを斜めにしても使えると言われました。例えば下段バスケットの右側に背の高いものを入れた場合、その上の中段は右側だけ段を上げて、つまり中段は正面から見ると右側が上がっている斜めの状態で使えるそうです。あとバスケットの形状を変えるピンの種類が豊富なので、必要に応じてカップを二段に置いたりできるようです。
確かに便利なのかもしれませんが、食洗機を使ったことがなかったせいか何がそこまで便利なのか理解できませんでした。
忙しい時は和食器は一切使わず、食洗機で洗える食器だけで済ますので後片付けの手間が全くかからず、こんなに便利なものだったとは!
辰建のKさんの「食洗機は便利ですよー」 という言葉を実感しています。
食洗機を選ぶ時にガゲナウの情報が少なかったので、どなたかのお役に立てればと思い書いてみたものの、ガゲナウの感想には全然なっていませんね。すみません。
私は容量で外国製一択でしたが、知人(お孫さんがいる年代)は腰をかがめるのが億劫になり、リフォームの際に食洗機を外国製から日本製に変えたと言っていました。環境や使い方でどれが良いのか一概には言えません。
ミーレかガゲナウかAEGで迷っている皆さま、大いに悩んでくださいませ。
悩んでいる時間も楽しいし、決めてしまったら何を選んでも満足度は高いはずです。
食洗機を使うのも初めてなので、国産との比較にもなりませんが、純粋にガゲナウを使っての感想を書きたいと思います。
乾燥は弱いです。
そもそも乾燥機能がなく余熱乾燥のみなので、直後は水滴がたくさんついています。そのまま放置し、食洗機の熱が下がったあたりで取り出すのが最も水が切れる気がします。とはいえ、これは最初から承知の上なので全く気になりません。
ミーレは扉のオートオープン機能があるようで、確かに熱い時に扉が少し開いていると乾きは早そうなので、外国製で乾きが気になる人はミーレが良いのかもしれません。
思ったより入らない。
我が家は二人で朝昼は軽食またはワンプレート、きちんと食事の支度をするのは夕食だけなので、基本的には食洗機を回すのは1日1回で、極端に食器の量が多くなければ、1日分の食器は洗えます。食洗機で洗えないワイングラスや和食器も多いので、中がガラガラの時もあります。
ただこれはガゲナウに限らずだと思いますが、お皿やグラスの形がマチマチなのでメーカーの写真で見るようにびっちり並びません。イッタラのTeemaなどはがしがし並べてしまいますが、繊細なプレートだとぶつかって欠けてしまうのが嫌で一列おきに並べるので、ますます入らなくなってしまいます。
もっと入るかと思ったら意外に入りませんでした。もっとも思ったよりも入らないというだけで、下段に26センチのフライパンを入れても中段に取り皿やグラスは入るので、幅60センチにすれば良かったとは思いません。食洗機が大きいとその分収納が減ってしまうので、仮に子供がいたとしても我が家にはこれがベストだったと思います。
汚れの落ち具合については、食器も鍋も全て予洗いをして油や汚れをざっと落としてから入れているので、どの程度パワーがあるのかわかりません。カレーのお皿をそのまま洗う勇気はありません……。そのためかフィルターの掃除をしてもゴミやぬめりは全くありません。
便利を一番実感したのはザルです。脂の入ったスープや魚の湯通しで使ったザルは、今までどんなに一生懸命手洗いしても油分や臭いが残っていたのに、食洗機にしてから完璧にキレイになりました。魚焼きのアミや五徳、換気扇なんかも洗えますし、バスケットを外すとかなり大きなお鍋も入るので、本当に便利です。
音が小さくてびっくりしました。
最初の頃は、これでちゃんと洗えてるの?というくらい音がしませんでした。さすが環境にうるさいドイツ製!今はその静音にも慣れ、音がわかるようになりましたが、とにかく静かです。
私が調べた限り、AEGも含めて幅45センチの外国製食洗機で決め手になるような大きな違いは見つけられませんでした。AEGはカトラリートレイがなくて2段なので、大きな違いはそのくらいでしょうか。
そういえばとあるショールームで、ミーレはバスケットを斜めにしても使えると言われました。例えば下段バスケットの右側に背の高いものを入れた場合、その上の中段は右側だけ段を上げて、つまり中段は正面から見ると右側が上がっている斜めの状態で使えるそうです。あとバスケットの形状を変えるピンの種類が豊富なので、必要に応じてカップを二段に置いたりできるようです。
確かに便利なのかもしれませんが、食洗機を使ったことがなかったせいか何がそこまで便利なのか理解できませんでした。
忙しい時は和食器は一切使わず、食洗機で洗える食器だけで済ますので後片付けの手間が全くかからず、こんなに便利なものだったとは!
辰建のKさんの「食洗機は便利ですよー」 という言葉を実感しています。
食洗機を選ぶ時にガゲナウの情報が少なかったので、どなたかのお役に立てればと思い書いてみたものの、ガゲナウの感想には全然なっていませんね。すみません。
私は容量で外国製一択でしたが、知人(お孫さんがいる年代)は腰をかがめるのが億劫になり、リフォームの際に食洗機を外国製から日本製に変えたと言っていました。環境や使い方でどれが良いのか一概には言えません。
ミーレかガゲナウかAEGで迷っている皆さま、大いに悩んでくださいませ。
悩んでいる時間も楽しいし、決めてしまったら何を選んでも満足度は高いはずです。
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